Carnegie Mellon University

韓国と日本の食事マナーの比較
Comparison of South Korea and Japan's Table Manners

Ho Joong Kim
Carnegie Mellon University – Japanese Studies

Abstract: Despite the geographical closeness between South Korea and Japan, the two nations have a unique table manners that are different from the rest of the world. Even though they do share some similarities, there exists some glaring contrasts that may cause trouble if carried out at the wrong time and wrong place. For example, holding your rice bowl when eating is considered normal in Japan, but is considered to be rude in South Korea. By analyzing what similarities and differences the two nations share, one is able to gain a better understanding of the table manners of both countries, and possibly avoid any misunderstandings that can arise. In addition, going back to the history and analyzing it allows one to reach the conclusion that the religious and cultural influence that originated from China has caused this stark difference in not just the table manners, but also the shape of family dining as a whole. 

1.はじめに

韓国と日本の食事マナー文化はとても似ている点があるけど、微妙に違う点もたくさんある。なぜ両国は同じご飯を主食にしても違う食事マナーを持っているのかが知りたい。このトピックを選択した理由は、私は韓国人だけどよく家族と一緒に日本に旅行するからだ。そこで韓国とは違う食事マナーを経験した。例えば、韓国では茶碗が食卓から遠くなると失礼になるけど、日本では反対だった。多分、たくさんの旅行客がはじめて韓国や日本に行った時、食堂の周りの人たちから変な目で見られた経験があるはずだ。そして両国が違う食事文化を持っているから韓国ではいい行動かも知れないことが日本では大きな失礼になるかも知れない。上にも言った通り、茶碗が食卓から遠くなる行動がその例だ。だからこそ両方の食事マナーをもっとよく理解してなにが似ているか、何が違うか完全に知りたい。そして最後に比較をして両国の食事マナーを分析したい。

2.1 茶碗が食卓から遠くなることの意味

           まず韓国と日本の食事マナーから一番議論が多いことについて話したい。それは茶碗が食卓から遠くなる行動の意味だ。日本では顔を食卓に近くして食事をする行動を‘犬食い’とよんで、卑下ニュアンスがある単語を使って呼ぶ。でも、韓国では反対に茶碗が食卓から遠くなれば無礼だ。‘茶碗が顔から近いのは乞食だけ’と言う言葉が韓国に昔からあるので日本人みたいに食事を韓国でしたらとてもマナーが無い人だと思われる。この違いは両国の食器の歴史からくる。韓国では昔から鉄製の器を使って食事をしているから食卓から茶碗が遠くなるのがとても難しかった。そして韓国は中国の食事型式が似ているけど、中国は13世紀からうどんとギョーザを主食にしてスプーンはあまり使われるなくなった。でも日本は最初からスプーンを使わなかった。なぜなら“ジャポニカ”と呼ばれる米を主食にしたからだ。“ジャポニカ”はほかの米よりもっとねっとりして箸で食べ安い。そして日本の食器は軽い素材、例えば木で作った茶碗が多いので食卓から茶碗が遠くなり安い。でも韓国は8世紀から鉄で作った茶碗を使ったから茶碗が食卓から遠くなるのが難しい。でも現在の日本人と韓国人はこんな歴史までは知らないので、ただ小さい時からそう教育されたから当然な食事マナーだと思って人たちがほとんどだ。こんな理由で日本と韓国は全然違う食事マナーをもったのだ。

2.2 を食べる時、 口で音を出すこと

でも世界で両国だけがする食事マナーもある。それは麺料理を食べる時には口で音を出しながら食べなければならないということだ。この食事マナーは日本でよくみんな知っていることだけど、韓国人のほとんどは感心が無いマナーだ。なぜなら口で音を出すマナーは昔には貴族しかしなかった食事マナーなので、今は西洋の影響でよく知っている人も多いけど、韓国の田舎に行けばみんな 感心が無い現実だ。でも西洋では大きな失礼になるので注意しなければならない。でも普通の日本人によると音を出さなくても大きな失礼になるのはない。そして韓国で麺料理が多くなったのは最近の歴史で日本の食事マナーをそのまま移入したのだ。

2.3  混ぜて食べるのは失礼か

           もう一つ両国の間で違う食事マナーは混ぜた食べ物についてだ。韓国では混ぜて食べる料理がたくさんある。例えば‘ビビンバ’と呼ぶ有名な料理は大きな茶碗の中にいろんな野菜と肉を一緒に混ぜて食べる韓国の伝統料理だ。でも日本には’ 丼 ‘の文化があって、韓国のビビンバとは全然違う食べ方を持っている。茶碗の中の飯の上にいろんな素材が置かれる料理で、食べる時には茶碗の中でビビンバ’みたいに混ぜてば失礼になる食べ物だ。私が小さい時家族と一緒に初めて日本に行ってかつ丼を食べたけど、

丼を混ぜてしまったのでそとの日本人のおじさんから怒られた経験がある。そしたたくさんの日本人観光客は韓国にはじめにきてビビンバが混ぜられる前の姿そのままでまるで丼を食べるのと同じように食べる人たちも見た経験がある。日本人の観光客は’なぜ

こんなに美しい料理を混ぜる理由は何ですか‘と質問した人もいる。面白いことは日本人たちはビビンバみたいに混ぜて食べる物はまるで’子供みたい‘だとコメントした。日本ではカレーも混ぜなくてオムライスと同じように食べるから 韓国のビビンバを慣れないだろう。

24 お客さんの家でご飯を食べる時、ご飯を少しだけ

             もう一つ両国が違う食事マナーはお客さんの家でご飯を食べる時の礼儀についてだ。韓国ではお客さんの家でご飯を食べる時、ご飯を少しだけ残す行動が礼儀だった。なぜならば昔の韓国の貴族、両班がお客さんの家に自分の下僕と一緒に行くから残っているご飯を下僕にやるのが普通だった。だからこそご飯を残る行動は昔には礼儀だったけど、最近はこんな食事文化も忘れかけている。新世帯は逆にご飯を残る行動を悪い行動だとみんな考えている。もちろん日本では味噌汁やスープとか、麺料理などの器が空になるまで食べるのが礼儀だ。お客さんの家でご飯を食べる時は全部食べるのが礼儀で、韓国も日本のように似てきている。下僕という概念がなくなってゴミを減らすために両国の食事文化は変えった。

2.5  食卓でみんな食事をすること

           最後に両国が違う食事マナーは一つの食卓でみんな食事をすることだ。韓国伝統文化会のリーチュンジャさんによると、昔の韓国ではみんなが個人の食卓をもって、最大二人だけ食卓で食事をした。日本の統治が終わった1945年の後から悪い経済の影響で一つの食卓で食事をするのが日常の風景になった。その時と今の普通の家庭の食事風景とは全然違う。チュンジャさんは“昔に大人と子供が同じ食卓で食事するのは想像できないこと”だと言った。日本ではみんな同じ食卓で食事をするのが普通だったけど、最近日本ではむしろ近代になって両親が働くて子供は塾で一緒に食事をするのが難しくなって社会問題にもなっている。これは韓国も日本よりは遅く、でも確かな社会問題になった。

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韓国で家族と一緒に食事をする確率(2005 – 2013, Ministry of Health & Welfare, blue : breakfast, green: dinner)

3.おわりに

では結論として考えみたらなぜ両国は近いけど全然違う食事文化を持っているのか。一つ大事なことは仏教の影響だ。昔の韓国では韓国の王様たちが長い時間の中で仏教の影響を減る努力をしたけど、日本ではそんなことはなくなったので茶碗が食卓から遠くなってもいい社会雰囲気になったのだ。そして日本伝統の神道文化と融合して仏教は今まで日本で影響があるけど、韓国ではキリスト教が仏教の苦しい時の間に韓国人のほとんどの宗教になってしまった。だから韓国では茶碗やお皿が食卓から遠くなれば失礼になったのだ。そして韓国では宗教ではないけど儒教文化の影響がたくさんあって仏教との違いが食事文化にも反映されるだ。でもどっちが正しいかの問題ではない。韓国も日本も一部分同じ食事マナーを分け合っているから協力して発展させ、違う点は各自が追求すればよい。

           最後に比べると日本と韓国は似ている食事文化が多い。でも面白いに、たくさんの日本人観光客や韓国人の観光客は両方の国にはじめて行く時に一つや二つの大きい食事文化の違いのであわててしまう場合が多い。儒教の韓国と仏教の日本で違う両宗教の影響で日本では‘犬食い’と呼ばれる行動が韓国では普通の光景になるのだ。混ぜて食べる料理の認識の違いもここから来る。でも私たちがやるべきことは両国にあまり関係がない人たちに両国の違い食事マナー文化を教育するのだ。なぜ違うか、昔の食器歴史からどう流れて違いがかわったか。原因と結果で見られる現代の違う食事文化の例を使って教育するべきだ。そうすれば両方がもっとよく相手を理解できるはずだ。

参考(さんこう)献(ぶんけん)

  1. 2014 National Nutrition Research Statisctis, KHO, “Yeonhap News.” Yeonhap News, 11 Jan. 2016, http://www.yeowonnews.com/724.
  2. Lee, Mihye. “Lack of Meaning in 'Family', as Rate of Dining Together Drops.” YNA Korea, 19 Jan. 2015, https://www.yna.co.kr/view/AKR20150116153900017.
  3. Lee, Chunja. “ENCYCLOPEDIA OF KOREAN FOLK CULTURE.” ENCYCLOPEDIA OF KOREAN FOLK CULTURE, National Folk Museum of Korea.