Carnegie Mellon University

日本にある迷信とその象徴

Superstitions, Omens, and Symbolism in Japanese Culture

Jiachen (Amy) Liu エイミー・リウ
Carnegie Mellon University - Japanese Studies

Abstract: Meishinn, the Japanese word for superstitions and omens, is a unique expression of Japanese culture as it highlights social customs and beliefs. This essay aims to explore how Japanese people view meishinn and how it connects to Japanese culture. Around 30% of the Japanese population responds positively to believing meishinn. Some of the reasons include doing so out of entertainment, or finding an excuse to their misfortunes, or conforming to their friends. Comparing past and present meishinn, historical meishinn are more of an explanation to supernatural events and reflect the Japanese tradition to respect the nature and the gods that stem from it. On the other hand, recent meishinn such as blood type or horoscope-based fortune-telling show society's adaptivity to technological and scientific advancements. Finally, putting Japanese meishinn and culture side by side, one will notice the similarities such as its longevity, connection to nature, and most importantly, a sense of ambiguity in its expression and interpretation.

 1.はじめに

このトピックについて調べたい質問は「日本にある迷信から日本文化についてなにが分かるか」ということだ。日本文化の様々な面から迷信を選んだ理由は、私は小さい頃から迷信とその起源の物語を聞くのが大好きだったからだ。それから、一つ一つの物語から古代の人の考え方と現代の人の価値観が分かるから、とても相応しいトピックだと思った。最後に、迷信のトピックを学んだあと将来日本人と話すときに話題になれるし悪運を招く行動も避けれる。

これからのサブトピックではもっと詳しい質問に対して論文とインタビュー内容とネット上のブログなどから集めた情報で答える。簡単な結論は日本迷信の性質は日本宗教や日本文化と似ているということだ。古代の迷信は神道のように自然と繋がっていて、どれも歴史が長い昔話だ。最近流行している迷信はもっと時代の進歩と合わせて科学やITについてのことが増えてる。

 2.日本にある迷信の内容と起源と文化的意味の調べ

2.1.迷信の定義は?

「迷信」はいろんな曖昧な意味が含まれている上、象徴されていることも色々ある。その定義も人と経験によって変わる。以下の表はいろんな参考資料を見た後のまとめである。

フォーラム (Quora

論文(Hiroshima-u.ac)

辞書(Goo

インタビュー(あきこさんと日本人ゲスト)

― 俗説

― 根拠がない起源から作られた知識を信じる

 

― 科学的に不合理なことを信じる

― 歴史てきに人の心を惑わすや被害を加える信仰

― 普通の俗信でも根拠がないもの

 

― 子供の育児のための「良い噓」。

― 勝手に信じるもの             

― 昔話

 

 

2.2.日本人は迷信をどれくらい信じているか?

Insightというウェブ上のアンケートによると「信じる」、「信じない」、「どちらとも言えない」という三つの大きなカテゴリーに分ければ、それぞれ三分の一のようだ。若い世代の人は年上の人よりすこし信じない方が、あまり大きな違いがない。でも性別で分けると、女性は明らかに男性より迷信を信じる。地方別に見ると、中国や四国のところは信じない人が多いが、四国の人は案外いっぱい迷信を知っている。

 

図3. Insightのアンケートより

2.3.日本人はなぜ迷信を信じるか?

            この問題については幾つかの答えがある。歴史の考え方から見ると、迷信は古代では予測も説明もできない自然現象の不安に答える薬みたいなものだ。これは宗教を信じる理由と似ていて、日本人はもう様々の神を信じているから、迷信も簡単に受け取るというわけだ。風、雨、雷、稲光みたいなことから感じる不安心と死にたくない思いから生まれた信仰心ではないか。それから心理的な考え方も加わって、その不安を取り除くためにほとんどの迷信はxxxをすると健康と幸福へ導く、逆に○○○をすると悪運を招くから避けるべきというパターンだ。自分の未来への主導権と人間を超える力からの指導は人々を安心させる。もし思った通りに行かなかった場合、迷信から言い訳探を探すことも出来ると安原さんがインタビューで言った。一方、もし成功した場合、一つの偶然でもあれば因果関係が成立し将来にも迷信をよく信じる。それと比べて、現代の迷信は「楽しいからやっている」理由もある。例えば、血液型占いみたいな迷信は若い人の間で流行るから友達がやってる理由で自分もそのトレンドに乗るケースも多い。

 

2.4古代から続いている迷信はどれなのか? また最近流行している迷信はどれなのか?

            大森さんがカンバセーションセッションで比較した結果は古い迷信は「くしゃみをすると誰かに噂話をされている」みたいな説明できないことを説明しようとすることだ。ザンさんの論文に書いた迷信のカテゴリー(超常現象、悪い前兆など)もこのまとめを確認している。一方、最近の迷信は「自身を理解するための性格分類」や「待ち受けに〇〇の写真にすると運勢が上がる」みたいなポジティブな迷信が多いそうだ。血液型や星座による朝占いのような技術やすこし科学に関わる迷信もある。生物学や天文学的には根拠がないなのにネット上では大人気だ。丸岡さんが言った「インスタ映え」(インスタグラムに映ったところに行くと幸運がくる)という迷信もその種類だ。共通点は最近流行している迷信は全部科学やITに関する:科学ポイ占い、携帯、とインスタグラム。これは時代が科学とITの分野で進歩している同時に迷信も共に変わっているではないだろうか。

 

2.5.ほかの国に比べて、日本にある迷信は特別か?宗教とどう違うか?

二つの問題を合わせると、日本迷信はどの国よりも宗教に似ているということだ。

手始めにほかの国と比べよう。佐藤さん、丸岡さん、安原さん、とディンさんの答えを合わせると「歴史が長い」、「自然に繋がる」、「ほかの文化の迷信も含んでいる」のが日本迷信のユニークなところだ。その中で「自然に繋がる」のところは神道と似ている。古い迷信はほとんど神道のように非現実の現象を何かの理由(迷信の場合はお化けのせい)で説明する。詳しく見ると、大多数の迷信は森の中で、山の中で、木の下で、方向について、もしくは生死についての自然とかかわることだ。このトレンドに合わない迷信は大体外来のものだ。

では日本迷信は宗教とどう違うか。迷信も宗教も「証拠がないもの」を信じるのではないか?でも詳しく比較すると幾つかの大きな違いがある。一つはディンさんがインタビューで言ったように宗教は一生のことで迷信は短時間の信仰だ。それから、あきこさんも指摘したように宗教は団体とともに信じるもので迷信はひとり一人勝手の決まりだ。でも、前の「日本人はなぜ迷信を信じる」のセクションで答えたように、人が迷信を信じる理由は宗教を信じる理由とほぼ同じだ。だから、信じる時間と形式と内容が全部違っても、安心感が得られるという効果は同じだ。

この様々な宗教と迷信の組み合わせの中では、日本迷信は神道のように自然に繋がっていて、神道も西洋の宗教と違っていて、そんなにルールや計画がない信仰だ。だから、この二つを合わせて、日本人の迷信は他の国より自国の宗教を反映する。

 

3.おわりに

結論としては迷信は文化の一つの鏡で重要な一部だと思う。日本迷信を信じる理由は「不安を消す」、「言い訳を探す」、と「楽しいからやっている」のフレーズは日本宗教も描く。日本迷信の特徴の「歴史が長い」、「自然に繋がる」、と「ほかの文化のものも取りこむ」ことは日本文化も描かれる。最後に、迷信も時代の進歩とともに変わるもの。この様々な共通点を一緒に見ると、迷信は日本文化を特別な形で表現しているようだ。あるときは子供のいい嘘の形で、あるときは証拠がない因果関係の形だ。その表現方法は人によって違う理解があるかもしれないが、そのあやふやな面もまた日本文化と言語の一つ特徴だ。

            今回の論文で調べられなかったところは日本の中で地域によって違う迷信があるかどうかだ。もし分かれば、日本文化が国内でどうやって変わるかということが分かるだろう。

 

 インタビュー

  • いまいずみ あきこさん HelloTalk インタビュー 3月11日2019
  • 日本人ゲストインタビュー 上級日本語II 丸岡さん 佐藤さん 安原さん
    43日 2019
  • WAカンバセーションセッション 上級日本語II 大森さん
  • 個人インタビュー Bryan Dingさん 45日 2019

忙しい日々の中で時間作ってくれてインタビューさせて頂いて本当にありがとうございます!

参考文献

https://omajinai-navi.jp/meishin_iitsutae/
https://omajinai-navi.jp/meishin_iitsutae/
http://goinjapanesque.com/ja/superstitions/