Carnegie Mellon University

Comparison of South Korea and Japan’s Gift Giving Culture
日本と韓国の贈り物の文化の比較

Ho Joong Kim
ホジュンキム
Carnegie Mellon University - Japanese Studies

Abstract: Often thought of as an important social event, tradition of gift giving exists in unique manner amongst nations in the world. In particular, South Korea and Japan, two neighboring countries in East Asia share a gift giving culture that resembles each other. Nonetheless, there exists a subtle cultural difference that causes some parts of the gift giving culture of each nation to differ. For example, in South Korea, when an acquaintance of one is getting married, one only needs to give 'congratulational wedding fee' of around $50, while in Japan, such a gift is considered to have high importance in forming social relationships, and usually one offer fee close to $200. By analyzing and comparing where these subtle differences in culture stem from, and discussing how they affect the tradition of gift giving, one might be able to understand the difference in cultural 'nuance' of South Korea and Japan.

私が 文化比較プロジェクトに決めたトピックは贈り物だ。私は日本の贈り物の文化と韓国の贈り物の文化を比較するつもりだ。贈り物のトピックを選んだ理由は、韓国の贈り物文化と日本の贈り物の文化はとても似ているが、微妙な違いがあるからだ。例えば日本では結婚披露宴にただの友達が2万円ぐらいを準備して行くのを知った時は本当に驚いた。なぜなら韓国ではあんまり近い関係の友達も結婚披露宴には5千円から1万円ぐらいしか持って行かないからだ。ほかにも、日本と韓国の贈り物文化は違いがあるから二つの文化を比較してもっと知りたいと思う。そしてできるなら、韓国と日本のお歳暮の文化も比較したいと思う。韓国ではお歳暮にはずいぶんいろんな物が交換されるからだ。

日本の贈り物文化は 取り交わしの文化だ。安い贈り物をくれたら安いお返しをして高い贈り物をくれたら高いお返しをするのが普通だ。そしてお返しをすぐにあげるのも失礼だと思う文化がある。そして、日本には贈り物をもらった時にすぐに開けるのは失礼だという文化もあるし、食べ物を贈り物にして持って行っても、その食べ物がただのケーキやクッキーじゃなければ食べ物をもらう人といっしょに食べる場合はなさそうだ。日本の一番重要な贈り物はお中元とお歳暮で、個人の誕生日のプレゼントは前の二つの贈り物ほど、大切ではない。特別な贈り物、だいていお中元とお歳暮、の包装も日本では必ず決まった慣習のとおりにしなきゃ失礼だ。日本の贈り物文化にはたくさんのきまりがある。

でも、韓国の贈り物文化は日本とはちょっと違う。韓国では贈り物の値段はもちろん重要だけと、日本ほど大切ではない。例えば、 会社の上司が高い値段の贈り物をくれても、高い値段のお返しをする義務は必ずしもない。そして、日本と違って、韓国ではプレゼントをもらえば、すぐに開けなければならない。むしろ、プレゼントをその時にすぐ開けないのは失礼だ。食べ物の贈り物も、普通は、贈り物をもらったほうから先に ‘いっしょに食べましょう’と言うのが礼儀だ。最後に、韓国にはお中元とお歳暮みたいな贈り物はないけど、秋夕(チュソク)と呼ばれる重要な時があって、その時にお年玉みたいなお金を子供たちにあげる慣習がある。そして、個人のお誕生日のプレゼントもとても大事に思う慣習があって、普通の友達でもお誕生日の人にプレゼントをあげることが多い。

さらに特別会話セッションをして日本の贈り物文化についてもっとよく知るようになった。小川将平さによると、日本ではお中元とお歳暮の包装をする時にまず特別な紙を使うそうだ。そして‘のし’と言うひもを使って包装を済ませる。たしかに韓国ではない慣習だ。ほかにも、西明絵理さんによると、日本では贈り物をもらった時にすぐ開けないけど、近い友達と二人ずつなら大丈夫かも知らないと言った。でももらったのが食べ物ならちょっと違いがある。もし贈り物がケーキやクッキーなどならすぐ開けて食べるかも知らないが、特別なお土産とか、贅沢な食べ物ならいっしょに食べるはずはほとんどない。ほかにも高い贈り物をもらった時にどんな価格のお返しをすればいいのか質問した。 小川将平さによると、お返しはもらった贈り物の58割ぐらいなら大丈夫だと言った。そして一年間に一番重要な贈り物はなにか質問した。答えてくれた3人全部お中元とお歳暮だと言った。日本は韓国ほど個人のお誕生日のプレゼントが重要ではない。私の意見では、韓国はお中元とお歳暮みたいな古い慣習の贈り物文化がないからどんな贈り物が重要によって違う。

どう見ても日本と韓国の贈り物文化は似ていることが多い。結婚披露宴にお金を持って行くことや、子供たちにお金をあげるお年玉などが似ている。でも、似ている点が多いせいか違う点はもっと目立つ。多分、日本と韓国が近くて過去の歴史もあるから贈り物文化も似ているはずだ。でも違う点が多い理由は、私の意見は贈り物の目的が違うからだ。韓国の社会で贈り物の目的は人と人の関係の再確認をしたり、贈り物をもらう人の好感を買うジェスチャーであるそうだ。でも、日本では、贈り物の目的が違って、人と人の関係が“プラスマイナスゼロ”と言う関係になるそうだ。日本ではプラスマイナスゼロの関係のために、韓国はゼロの関係にならなくために。この“プラスマイナスゼロ”の関係と言うのは韓国ではよくある表現だけど、日本ではない表現だ。逆に日本では使わない表現だが、日本の贈り物文化をとてもよく言い表す外来語だと思う。

でも、先に言った通りに、微妙な違いがあるから、二つの文化がよく分からない人なら困ることもよくある。だからこそ両国の文化をもっと理解する努力が必要だ。