Carnegie Mellon University

日本で働く外国人の状況
A Glance of Foreign Workers in Japan

Yuchuan Lai
Carnegie Mellon University – Japanese Studies

Abstract

The current state of foreign labor in Japan is discussed in a preliminary matter, including the analyses of the numbers, immigration statuses, nationalities, industries, and salary levels. Given the growing interests of Japanese culture among foreign nationals and the increasing pressure from an aging population with a low fertility rate, the number of foreign workers in Japan has tripled during the past 10 years. These foreigners in Japan, additionally, can be separated into two rather polarized categories – working in Japan because of the interests in the Japanese culture or because of the shortage of workforce in Japan, especially the labor-intensive jobs. One striking example of the second type is the foreign employers under the controversial Technical Intern Training Program, where the number of disappeared foreign workers has been increasing. Given the aging population and the labor shortage, the increase of foreign workers is believed to continue, however, the effect of the influx of foreign workers or immigrants on Japan – a historically homogenous country such as in race and culture – is still unclear. Will Japan become a society where diverse cultures coexist or will it become a society where different races and nationals live under the same Japanese culture? One thing is clear, Japan will certainty change in the future, for better or worse.

1.はじめに

 日本で働く外国人の状況は、どうか。今日本の文化に興味がある外国人が増えているし、来年東京オリンピックがある。日本に旅行すると日本で働く外国人が増えているだろう。そして、日本で少子高齢化の問題もある。日本政府は、今外国労働力を求めて、新しい関連法令を成立した。そうかと言って、日本で働く外国人の状況はあまり知らない。それに、クラスメートによると、将来日本で仕事したい人もいる。クラスメートは働く外国人の状況には興味があると思う。だからこの間に、それぞれのニュースや統計報告を読んで、日本で働く外国人の情報を収集して、外国人の状況を研究した。結論として、日本で働く外国人は、急速に増えているが、日本文化に興味があるから働く人もいるし、日本労働不足から日本に来て働く人もいるという両極への分化がある。それに、将来日本で働く外国人の人数はもっと増えると思うが、この状況が日本社会と文化にどう影響するかまだ不明だ。

2.日本で働く外国人の状況はどうか

2.1.日本で働く外国人の人数は、今何人ぐらいか

日本で働く外国人は近年急速に増えているが、働く外国人は大体永住ではない身分であるらしい。厚生労働省によると、18年に日本で働く外国人の人数は、約146万人のようだ。今日本で働く外国人の人数は、とても増えているし、特に、10年前の人数の三倍になった(08年は49万だ)。日本の総労働人口が6664万だから、外国人の割合は約2パーセントだけのようだ。そして、身分は、永住者や配偶者等の身分に基づく外国人が一番多いが、総人数は33パーセントだ。二番目に多い外国人は、技能実習生だ。それに、資格外活動の人、つまり、アルバイトをする人が、三番目に多い人数だ。その技能実習と資格外活動をする外国人たちは、合計45パーセントだ。働く外国人の内で専門的・技術的な人数は、19パーセントがある。だから、働く外国人の中で大体三分の二は、一時にいる(永住ではない)外国人ようだ。この割合をアメリカと比較しみると、アメリカで一時に住んで働く外国人は、約142万人で、働く外国人は、全部で約2800万人だ。つまり、今外国人が働くことについて、日本の方がアメリカより難しくて、外国人が働きたくなくなるかもしれない。

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図1.在留資格別外国人労働者数の推移「厚生労働省 (2018)」

2.2.日本で働く外国人の職業や国籍は何か

 働く外国人は、アジアの国籍、特に東アジアと東南アジアの国籍の人が一番多い、多分製造業等の第二次産業と商品を販売するという第三次産業で働くらしい。まず、第一次産業の中で、外国人が一番いる産業は、製造業と建造業ようだ。35パーセントいる。第三次産業の中で、卸売業、小売業、宿泊や飲食等のサービス業の仕事している外国人の総人数は、40パーセントだ。それに、技能実習をする人は、インターシップをする人ではない、多分製造業と建造業の内で、3k(きつい、汚い、危険)と言えられる職場で働くようだ。厳しすぎるから、この5年間に逃げた技能実習生の人数は、増えている。13年の約3500人から、17年約7000人になった。この技能実習生の問題は、日本の外国労働力について一番大事な問題かもしれない。でも、法務省によると、技能実習制度の法律にとって、関連する企業の不正行為を認める事件は、近年すこし減った。つまり、技能実習生の問題は、ちょっと良くなったようだ。国籍については、中国、韓国、ベトナム、フィリピン等のアジアの外国人が、総人数の70パーセントぐらいだ。そして、アメリカやイギリス等の先進国の外国人は、少なくて、5パーセントだけだ。先進国の外国人は、日本文化に興味があるから、日本で働くかもしれない。

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図2.産業別外国人労働者数「厚生労働省 (2018)」

2.3.日本で働く外国人の給料はどうか

 働く外国人の給料は、仕事によって違うが、日本人の水準より低い給料を得るという場合もある。まず、外国人がたくさんいる産業の会社は、大体小さい規模のようだ。それに、製造業やサービス業で働くなら、大学の学歴は必要ではないだろう。つまり、大学の学歴を持って専攻によって仕事をして、いい給料をもらっている外国人は、少ないようだ。それに、日本人と同じような仕事をしているが、日本人より低い給料しかを得られない場合もある。この情報は、パーソル総合研究所のアンケートに得られた。技能実習生についてみると、日本人の水準より低い人は、46.7パーセントいる。正社員でも日本人より低い給料を得る人は、18.6パーセントだ。しかし、ライティングアシスタントによると、カーネギーメロン大学を卒業して日本で働く人は、多分グーグル等の大企業での仕事をしているそうだ。この人は、専門的・技術的な身分を持っているし、給料も高いらしい。だから、日本で働く外国人は、日本文化に興味があるから良くて好きな仕事している人がいる一方、お金のために肉体労働している人もたくさんいるという両極への分化があるかもしれない。

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図3.日本人と比較して外国人の給料水準「パーソル総合研究所 (2019)」

2.4.日本で働く外国人の状況の展望

今の状況では、将来に日本で働く外国人の人数も増えると考えられるが、増えている外国人が日本社会にどう影響するかまだ不明だ。日本人のゲストによると、日本は、アメリカと違って、税金が高いが、福利厚生も高い社会のようだ。今外国人は、日本人と同じ給料を得ていないから、同じ福利厚生を得られないだろう。技能実習生は、ビザによって長い期間日本で住めない。厳しい職場環境で仕事して、日本の社会に貢献して、最終的に日本で住めないのは、非人間的かもしれない。社会問題もあるだろう。そして、日本社会は、ずっと画一的な社会で、文化も画一的だ。日本人のゲストによると、日本人は、外国人が日本で働くことに大体賛成するけど、外国人が日本文化に溶け込んだ方がいいと思っているようだ。でも、外国人の人数が増えるなら、ほとんど小さいグループで活動するだろう。もちろんこの問題はアメリカにあるけれど、増えている外国人は、画一的な日本社会と文化にもっと影響を与えるかもしれない。

3.おわりに

以上、日本で働く外国人の状況を検討した。今、日本で働く外国人は増えているし、特に、人数は十年前の三倍になった。アメリカと違って、ほとんどの外国人は、永住ではない身分に基づく人だ。一方で外国人の中で、日本文化に興味があるから、日本で働く外国人がいる。例えば、カーネギーメロン大学を卒業して日本で働いて高い給料をもられている人がいる。しかし、たくさんの外国人は、製造業や建造業やサービス業で給料が低い職業をしている。特に、日本では、技能実習生の問題がある。技能実習生は、悪い職場環境で仕事して、企業に差別されるかもしれない。外国人は、日本人と同じな水準の給料を得らない場合がある。でも、日本社会や企業や政府は、この問題を改善しているようだ。少子高齢化と労働不足の問題はもっと悪くなるかもしれないから、今の状況では、将来日本で働く外国人の人数は増えるべきだ。それは将来日本社会と文化にどう影響するかまだ不明だ。外国人は、もちろん日本で働いたら、日本文化を溶け込んだ方がいいが、日本社会や教育や文化は、多文化が共生するために徐々変わった方がいいと思う。日本の将来について、確かな一つは、昔の日本にもうなれない。


インタビュー

ウェンディー・チェン 「ライティングアシスタント」

山内麻美、清田貴子、村山健太郎 「日本人のゲスト」

参考文献

厚生労働省(2018)「『外国人雇用状況』の届出状況まとめ【本文】 (平成 30 年 10 月末現在)」https://www.mhlw.go.jp/content/11655000/000472892.pdf

総務省統計局(2019)「労働力調査(基本集計)平成30年(2018年)平均(速報)結果の要約」https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index1.pdf, 平成31年2月1日

法務省(2019)「本邦における不法残留者数について(平成31年1月1日現在)」http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00079.html, 平成31年1月1日

法務省(2018)「技能実習制度の現状(不正行為・失踪)」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/fiber/ginoujisshukyougikai/180323/4_moj-genjyou.pdf, 平成30年29

パーソル総合研究所(2019)「パーソル総合研究所、『外国人雇用に関する企業の意識・実態調査』の結果を発表」https://rc.persol-group.co.jp/news/201909120001.html, 令和1年912

Bureau of Labor Statistics (2019) Labor Force Characteristics of Foreign-born Workers News Release. https://www.bls.gov/news.release/forbrn.htm, May 16, 2019.

Costa D. and Rosenbaum J. (2017) Temporary foreign workers by the numbers. https://www.epi.org/publication/temporary-foreign-workers-by-the-numbers-new-estimates-by-visa-classification/, Economic Policy Institute, March 7, 2017.

Denyer S. (2018) Aging Japan needs new blood. But a plan to allow more foreign workers sparks concerns. https://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/aging-japan-needs-new-blood-but-a-plan-to-allow-more-foreign-workers-sparks-concerns/2018/11/15/7bf50b24-e297-11e8-ba30-a7ded04d8fac_story.html, Washington Post, November 19, 2018.